こんちゃんネットのブログ『リトルファーブル昆虫記』では、息子との昆虫採集や飼育を通して、その楽しさを多くの方に伝えています。
今回は、冬の多摩川河川敷での昆虫探索の様子をお届けします。
多摩川河川敷で見つけた「むしのすみか」
虫好きの子どもがいるようです。素敵な昆虫の住処ができていました。どんな虫が住んでいるのかな?また見に来ます。


カマキリの巣
カマキリの卵を見つけました。カマキリは、スポンジのような丈夫な袋の中にたくさんの卵を産んで、卵嚢を作ります。

冬はカマキリの卵嚢探しに最適な時期です。木の葉が落ちるので、木に作られた卵嚢を見つけやすくなります。少し探しただけで20個以上見つかりました。
卵嚢からカマキリの種類を見分けるポイント
見つけた卵嚢はオオカマキリかチョウセンカマキリ。
卵嚢からカマキリの種類を推測する際は、その大きさや形、そしてその地域で見られるカマキリの種類(暖かい時期に成虫を見かけた経験)などを総合的に判断します。
今回の卵嚢は、大ぶりで風船のような形をしていることから、オオカマキリかチョウセンカマキリが候補に挙げられます。
この地域ではオオカマキリもチョウセンカマキリもいるため、この卵嚢はオオカマキリかチョウセンカマキリのものと言えます。どっちのものかは生まれて育ってからのお楽しみです。
イラガの繭


木についた卵型のものは、イラガの繭ですね。見事な擬態色。くっついた木に合わせてそっくりな色・模様になります。
昆虫に興味を持つ前は、木の瘤(こぶ)か何かだと思っていました(笑)
イラガ、イラガと呼ばれますが、イラガにもいくつか種類があり、この擬態色の繭はヒロヘリアオイラガの繭です。
繭は木の比較的低い位置に作られることも特徴です。
形や大きさが均一で、形のイラガの繭がいくつも並んでいるのは、面白いですね。
イラガの幼虫「電気虫」
イラガの幼虫は、電気虫とも呼ばれていて、かっこいい名前ですよね。思わず触ってみたくなる気持ちも分かりますが、絶対にやめてください。
イラガの幼虫は、毒針を持った毛虫のような昆虫で、触ると激痛が走ります。その痛みから「電気虫」と呼ばれるようになったのです。
この痛みは、静電気のような一瞬の痛みではなく、かぶれたような強い痛みが長く続きます。
春に幼虫から初夏に幼虫を見つけたら触らないことと、冬の繭の中にも幼虫がいるので、触らないように気をつけましょう。
その他の昆虫観察
春になると活動を開始するクビキリギスなど、冬眠中の昆虫たちも、多摩川河川敷のどこかでじっと冬を越しているはずです。
冬でも、そんな昆虫たちの隠れ家を探してみるのも面白いですね。
